口唇ヘルペスと口内炎の違いと見分け方 - 水ぶくれか炎症か?

口唇ヘルペスと口内炎の見分け方

ヘルペスと口内炎の違いと見分け方について解説していきます。

口唇ヘルペスと口内炎の違い

水ぶくれ(口唇ヘルペス)
白いできもの(口内炎)

赤く腫れ上がった後に水ぶくれができたら、口唇ヘルペスです。口内炎の場合は白い膜みたいな症状がでます。特に注意が必要なのが、水ぶくれの症状です。ヘルペスが原因でできた水ぶくれの場合、ヘルペスウイルスがたくさん出ている状態になっています。この水ぶくれを手で触ったり、口をつけた食器を使いまわしたりすると、他の人にヘルペスをうつしてしまうきっかけになってしまいます。その為、患部には触らない、水ぶくれを潰さない等、他人への配慮がとても重要になってきます。

口内炎とヘルペスの違い

口唇ヘルペスと初期症状が似ている病気のひとつに、口内炎があります。口内炎は、ヘルペス以上に多くの人を悩ませている病気であると言えます。口唇ヘルペスと口内炎は似たような症状ですが、治療法が異なります。

口内炎について

口内炎

口内炎は、口の中や唇周辺に、腫れや炎症が起きる病気です。口内炎はできる箇所によって名称が異なります。口周りや唇にできる場合は「口唇炎」と呼ばれ、口角にあたる唇の両端にできる場合は「口角炎」と呼ばれています。頬の内側や歯茎、唇の内側にもできやすいのが特徴です。

軽症の口内炎ならば、赤く腫れ上がりしみる程度の痛みですが、重症化すると食事や会話ができない程の痛みや出血があります。病症としては、白い小さな潰瘍ができます。重症化すると、強い痛みとともに患部がただれたり、白い膜で覆われたり水ぶくれができる場合があります。

口内炎が発症する直接的な原因は解明されていないのですが、考えられる要因としては体調不良やストレス、ビタミンや鉄分等のミネラル不足が原因で発症すると言われています。口内炎は1~2週間程度で完治します。

口内炎の治し方

治療法としては、健康的な栄養バランスを摂取できるように食生活を改善させたり、口の中を衛生的に保ったり、睡眠時間をしっかりととることで、口内炎の改善だけでなく予防にもつながります。またTVで紹介され話題を呼んだ塩水でのうがいや、傷口にハチミツを塗るという民間療法でも人によっては治癒効果があるようです。口内炎に効く薬としては、パッチタイプや軟膏などがあります。ドラッグストアで気軽に購入できます。またチョコラBBに代表される錠剤は、口内炎に対して直接効果がある訳ではありませんが、ビタミンB2やB6等の栄養素を摂取できるため早く治す手助けをしてくれます。このような錠剤の服用も効果的です。

口唇ヘルペスの症状

口唇ヘルペスは、ウイルスが原因の感染症です。皮膚に水ぶくれの病変が起きますが、その予兆としてピリピリしたような違和感や、かゆみや火照り、チクチクとした痛みが起こります。徐々に唇やその周りの一部が赤くなり、その上に小さな水ぶくれができます。水ぶくれは、次第にかさぶたになり、1週間~2週間程度で治まってしまいます。

具体的な病状については口唇ヘルペスの症状のページで説明していますので、こちらもご確認ください。

口内炎とヘルペスの違い

口内炎の原因は、いまだにはっきりと分かっていません。色々な要因が重なって発症する為、特定できていないのが現状です。

口内炎の要因

口の中にいるウイルスや細菌による炎症
口の中にできた傷に細菌が繁殖した
疲労やストレス、免疫力の低下
ビタミンB群の不足
唾液の減少や口の中の渇き

上記のような要因で発症すると考えられています。ウイルス性の口内炎のひとつに「ヘルペス性歯肉口内炎」があります。ヘルペス性歯肉口内炎は、ヘルペスに初めて感染した時に潜伏期間を経て発症します。

ヘルペス性歯肉口内炎について

ヘルペスが原因で引き起こす口内炎として、ヘルペスウイルス性口内炎があります。この病気は、小児に起きやすい病気です。口内炎の種類の中で、もっとも辛い症状を伴う病気がヘルペスウイルス性歯肉口内炎とも言われています。ヘルペスに初めて感染した時に病状が出た場合に発症します。ヘルペスに感染後、2~7日間の潜伏期間を経て、口や喉が痛くなり、発熱が2~5日間続きます。高熱が出てから2~3日目になると、歯茎などに赤い腫れができてきます。最初は風邪の症状かと思っても、口内に腫れができることで、ヘルペス性歯肉口内炎だと判断できます。非常に強い痛みを伴い、39度近くの高熱が急に出るのが特徴です。1~3歳くらいの乳幼児で風邪の症状がなく、急な発熱をした場合は、ヘルペスウイルス性口内炎の可能性があります。この時に他の乳児にも感染してしまう可能性があるため、保育園や幼稚園などへは完全に良くなるまで休ませましょう。

ヘルペス性歯肉口内炎の予防方法と治療方法

生後6ヵ月~3歳くらいまでの乳幼児がかかりやすい病気です。ヘルペスに初めて感染した時に症状があらわれると発症することがあります。

日本人の60%以上の人がヘルペスに感染していると言われているため、殆どの人が持っているウイルスです。口唇ヘルペスを発症していると、しゃべっている時の唾液から飛沫感染もしますし、キスをするだけでも感染します。頬ずりや口をつけたコップ、箸からでも感染します。ほとんどの人がヘルペスに感染しているため、注意していても防ぎようがないのが現実なのです。

その為、発症してしまったら、速やかに医師の指示に従うことが何よりも重要です。

治療方法は、基本的に抗ウイルス薬で治療していきます。子ども治療の場合は、口内炎対策にビタミン剤がでることもあります。