性器ヘルペスの症状や感染原因について学ぶ

性器ヘルペスについて

Sexually Transmitted Disease(性感染症)である性器ヘルペスは、厚生労働省の平成28年のデータによると

  • 男性
  • 1位 性器クラミジア
  • 2位 淋菌感染症
  • 3位 尖圭コンジローマ
  • 4位 性器ヘルペス
  • 女性
  • 1位 性器クラミジア
  • 2位 性器ヘルペス
  • 3位 尖圭コンジローマ
(引用:厚生労働省 性感染症報告数の年次推移より)

と、女性が感染し易い性感染症です。
男女ともに1位の性器クラミジア感染症は、年々減少傾向にありますが、性器ヘルペスは、2009年を境にして男女ともに年々増加している傾向になります。
また、年齢別のデータを見ても男女ともに20歳~39歳までが多く、全体の約54%を占めています。特筆すべきは60歳以上の感染者も非常に多く、全体の12%もあり、もはや若者特有の病気とは言い切れないのが性器ヘルペスとなります。この傾向は、他の性感染症の中でも梅毒も同じような傾向が見られます。
(データ引用:厚生労働省 感染症発生動向調査より)

更に性器ヘルペスは、発症時に性器にオデキがあると、HIVや他の性感性症に感染する危険が非常に高くなります。こちらも性器ヘルペスの注意すべき問題点となります。

性器ヘルペスの症状

性器ヘルペスは男性と女性との間で症状が異なります。基本的には性交渉やオーラルセックスによってウィルスに感染すると4~10日の潜伏期間を経て発症するのが一般的です。基本的な症状は口唇ヘルペスと同様に、感染した場所に水膨れが発生し、それがやがてつぶれて、ただれたような状態になります。男性の場合は生殖器の表面に違和感を覚え、その2日後くらいに赤い発疹がみられ水膨れになっていきます。それが破れると強い痛みを感じ、初めて発症する場合には発熱することもあります。また太ももにあるリンパ節が腫れたり痛みを感じたりすることもあります。
女性の場合は、性器の構造が複雑なため、さらに激しい痛みを伴うケースがあります。あまりにも強い痛みで排尿が困難になったり便秘を引き起こしたりすることもあります。時には髄膜に感染して髄膜炎を引き起こして、激しい頭痛や高熱を起こすことがあります。場合によっては入院が必要になる可能性もあるので、絶対に放置せずに、何らかの対策を講じるべきでしょう。再発の場合は、これほど重度にはならず、軽い痛みや痒みを実感する程度となり、初回ほど危機感を感じなくなってしまいます。ところが何度も何度も再発を繰り返すようになるので、薬物による治療や予防策は必須となります。

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感染原因は性行為だけではない

性器ヘルペスに感染していても、ほとんどの人は自覚症状がないので気づきません。症状が出ない理由としては、身体の免疫力が高かったり、既に単純ヘルペスウィルス1型に対する抗体を持っていると、2型に対しても感染しにくく、発症しても軽症ですんでしまいます。その為、感染していても知らぬ間に、性行為やディープキスでパートナーに移していたりということもありえます。
また、性行為以外でも母親の母体感染であったり、ウィルス患者のくしゃみ等による飛沫感染、感染者が使用した食器やタオルからもヘルペスウィルスに感染したりすることもあります。万が一パートナーがヘルペスウィルスに感染していた場合は、感染経路は多岐に渡るため、すぐに不貞行為を疑うのではなく、まず自分も検査をして感染の有無を調べ、ヘルペスウィルスが活性化しない限り感染はしないので、ウィルスとうまく付き合う方法を一緒に考えていきましょう。

ヘルペスウィルスが神経節を拠点として、皮膚や粘膜に繰り返し発症

性器ヘルペスの病原である単純ヘルペスウィルスは、皮膚・粘膜に感染すると、宿主の感覚神経の末端で取り込まれて、神経を通って、脊髄後根神経節にたどり着きます。後根神経節は、体の感覚信号を中継する役割を担い、温度やphなどを感知して中枢に信号を伝える機能を持ちます。この神経節で増殖して各神経繊維に広がっていき、神経の末端である皮膚や粘膜にヘルペスの症状を引き起こします。その為、局所的ではなくばらばらと広がって発症致します。
 通常ヘルペスウィルスは、静かに神経節に潜り込んでいます。しかし、単純ヘルペスウィルスは、病原菌を持つ宿主の免疫力が落ちてきたり、強いストレスなどの何かの外部刺激を受けたりすると、活発に活動を開始します。活性化すると、拡散し始め神経節を通って末端の皮膚や粘膜まで辿り着くと、ヘルペスの症状を引き起こします。 これが単純ヘルペスウィルスの再発するメカニズムとなります。
ヘルペスウィルスは、身体の神経節から皮膚や粘膜までを何度も往復する形になります。

激しい症状が現れる初発と繰り返される再発

性器ヘルペスの症状は、初感染した時に現れるものと、すでに感染していて潜伏していたヘルペスウィルスが再活性化して引き起こしす症状の2パターンあります。
初めて感染して症状がでることを「初発」といい、身体に免疫が無いため、一般的には症状が広範囲で現れる傾向にあります。大体感染後、2~10日間の潜伏期間を経て症状が表れます。男性は外性器にヘルペスの症状が表れ、女性は多くの場合、外陰部だけでなく子宮頸管や膀胱にまで症状が現れます。

再発が多い性器ヘルペス

性器ヘルペスは、再発することが多いのが最大に悩みとなります。再発する際は、初感染時とほぼ同じ場所だけでなく、臀部や大腿部に水疱性(水ぶくれ)やクレーター状の症状が出ますが、初発と比べれば症状は軽めになります。また症状が治まるまで1週間いないと長くありません。現状、ヘルペスが再発する詳細な原因は明らかになっていません。症状もそこまで変わらない軽いものから、重症のものまで様々あり、感染したウィルスの量との特に関係もなく、人によってかなり差があります。

妊娠・出産時は注意!!

妊娠中にヘルペスに初感染すると治りにくく、治るのに1カ月~1ヶ月半と長時間かかる場合があります。また妊娠によって、免疫力が低下することがあるので、再発もしやすくなってしまいます。
特に、赤ちゃんに感染すると半数が死亡すると言われています。出産時に外陰部や膣にヘルペスが発症していると、赤ちゃんにヘルペスがうつってしまうしてしまう恐れが非常に高くなります。新生児がヘルペスにかかると、生後2日~7日で脳炎や肺炎を発症し、10日前後で半数が死亡してしまうそうです。もし助かっても重い後遺症が残ったりする可能性があります。万が一出産時にヘルペスにかかっていたら、帝王切開で出産すれば、産道を経由しないので感染しません。そのため、もし過去にヘルペスの症状が出ていたことがあるなら、妊娠時に産婦人科で相談しておいた方がこれから生まれてくる赤ちゃんの為にも安心できます。

性器ヘルペスの治療法について

性器ヘルペスの治療は、抗ウィルス薬を用いた薬物治療が中心となります。薬の効果でヘルペスウィルスの増殖を押さえ込み、症状を緩和する効果があります。
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